Google Skillsでは、Google公式の生成AI学習コンテンツをオンラインで学べます。生成AIを基礎から理解したい人向けの日本語学習プログラムに加え、Google Cloudの認定資格「Generative AI Leader」を目指すための学習プログラムも用意されています。
大きなポイントは、無料で利用できる学習プログラムと、有料の認定試験を分けて考えることです。学習プログラムを修了しただけでGenerative AI Leaderの認定資格を取得できるわけではありません。
この記事では、Google Skillsで学べる生成AIの日本語コース、Generative AI Leader向け学習プログラム、無料で学べる範囲、認定試験との違いを解説します。
Google Skillsの生成AI無料講座とは
Google Skillsでは、Googleが提供する生成AI関連の学習コンテンツをオンラインで学べます。生成AIの基礎を学びたい初心者から、Google Cloudの認定資格を目指す人まで、目的に応じて学習プログラムを選べるのが特徴です。
今回紹介する主な学習プログラムは次の2つです。
| 比較項目 | 生成AIの入門学習 | Generative AI Leader向け学習 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 生成AIの基礎を理解する | 認定試験に向けて学習する |
| 対象 | 生成AI初心者など | ビジネスリーダー・資格取得を目指す人など |
| 学習形式 | オンライン | オンライン |
| 日本語 | 日本語ページあり | 日本語ページあり |
| 費用 | 無料で学べるコースあり | 学習プログラムは無料 |
| 認定試験 | 受験を前提としない | 学習とは別に有料試験を受験 |
「まず生成AIについて知りたい」という人と、「Generative AI Leaderの取得を目指したい」という人では、選ぶべき学習内容が異なります。
また、Google Cloud Skills Boostなどの旧名称を使った情報が検索結果に残っている場合があります。受講時には、Google Skillsの現行ページでコース名や提供状況を確認しましょう。

初心者は日本語の生成AI入門コースから学べる
生成AIを初めて体系的に学ぶなら、Google Skillsの生成AI入門向け学習プログラムから始める方法があります。
公式の日本語ページでは、生成AIについて学ぶ複数のアクティビティがまとめられています。2026年9月6日の確認時点では、初級の「生成AIの概要」に4アクティビティが表示されていました。
生成AIそのものを理解するための入口として使いやすく、いきなり認定資格の勉強を始める必要はありません。
Google Skillsの生成AI講座で学べること
入門向けの学習では、生成AIや大規模言語モデル(LLM)などについてGoogle公式の教材から学べます。
さらに、責任あるAIやGoogle Cloud・Vertex AIに関連する内容へ学習範囲を広げることも可能です。
そのため、次のような人に向いています。
- 生成AIについて基礎から勉強したい
- LLMとは何かを理解したい
- Googleの生成AIサービスについて学びたい
- Google CloudやVertex AIを学ぶ前に基礎を固めたい
- 民間スクールを受講する前に無料教材で勉強してみたい
一方、短期間で特定の業務スキルを身につけるための実践スクールとは目的が異なります。Google公式の教材で基礎を固めたい場合に活用しやすい学習方法です。
日本語で学べる
Google Skillsには日本語で表示できる生成AIの学習ページがあります。
生成AIを初めて学ぶ場合、専門用語が多い英語教材から始めると理解に時間がかかることがあります。その点、日本語対応の教材であれば、生成AIやLLMなどの基本概念を確認しながら学習を進めやすくなります。
ただし、Google Skillsのコンテンツや表示内容は更新される可能性があります。実際に受講するときは、各コースページで現在の対応言語を確認してください。
Generative AI Leader学習プログラムとは
Google Skillsには、Google Cloudの認定資格「Generative AI Leader」に向けた学習プログラムもあります。
2026年9月6日の確認時点では、Generative AI Leader向けの学習プログラムは5アクティビティで構成されていました。
通常の生成AI入門学習との大きな違いは、生成AIの基礎知識だけでなく、ビジネスで生成AIを活用・推進する視点を学ぶことです。

エンジニアだけを対象にした学習ではない
Generative AI Leaderは、生成AIを使った組織やビジネスの変革を考える人にも関係する資格です。
そのため、Google Skillsの資格向け学習も、生成AIアプリのプログラミングだけを学ぶ内容とは異なります。
たとえば、次のような人は検討しやすいでしょう。
- 仕事で生成AIを活用したい
- 社内の生成AI導入を推進したい
- Google Cloudの生成AIについて体系的に学びたい
- ビジネス側から生成AIプロジェクトに関わりたい
- Generative AI Leader認定試験を受験したい
一方、生成AIアプリの開発技術そのものを重点的に学びたい場合は、開発者向けの学習コンテンツも含めて検討する必要があります。
資格対策の入口として利用できる
Generative AI Leaderの受験を考えているなら、まずGoogle公式の学習プログラムを確認するのが基本です。
資格試験では、名称が似た第三者教材や古い試験情報が検索結果に含まれる場合があります。公式の学習プログラムなら、Google Cloudが現在案内している内容を基準に学習を始められます。
ただし、公式学習プログラムだけで十分な試験対策になるかは、受験者の知識や経験によって異なります。必要に応じて試験範囲を確認し、理解が不足している分野を補いましょう。
Google Skillsはどこまで無料?
Google Skillsには無料で学べる生成AIコンテンツがあり、今回紹介しているGenerative AI Leader向け学習プログラムも無料で利用できるものとして公式情報を確認しています。
ただし、Google Skillsで無料学習できることと、Google Cloudの認定資格を無料で取得できることは別です。
Generative AI Leaderの認定資格を取得するには、学習とは別に認定試験へ申し込む必要があります。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 生成AIの入門学習 | 無料コースあり |
| Generative AI Leader学習プログラム | 無料 |
| Generative AI Leader認定試験 | 99米ドル+税 |
2026年9月6日の確認時点で、Generative AI Leader認定試験の受験料は99米ドル+税です。
料金や提供条件は変更される可能性があるため、受験前にはGoogle Cloud公式の認定資格ページで最新情報を確認してください。
Generative AI Leaderの学習と認定試験は別
Generative AI Leaderについて特に注意したいのが、学習プログラムの修了と認定資格の取得を混同しないことです。
Google Skillsは試験に向けた学習に利用できますが、学習プログラムを最後まで受講しただけでGenerative AI Leaderに認定されるわけではありません。
認定を受けるには、別途試験を受験して合格する必要があります。
2026年9月6日の確認時点で確認できた主な試験情報は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 資格 | Generative AI Leader |
| 試験時間 | 90分 |
| 問題数 | 50~60問 |
| 受験料 | 99米ドル+税 |
| 日本語 | 対応 |
| 認定の有効期間 | 3年間 |
つまり、Google Skillsは「資格そのもの」ではなく、資格取得に向けた学習手段として考えると分かりやすいでしょう。

Google Skillsは日本語で利用できる?
Google Skillsには日本語で確認できる生成AIの学習ページがあります。また、Generative AI Leaderの認定試験も、2026年9月6日の公式情報確認時点で日本語に対応しています。
そのため、英語だけで資格勉強を進めることに不安がある人でも候補にできます。
ただし、すべてのGoogle関連教材が必ず日本語化されているとは限りません。学習するコンテンツごとに言語設定や提供状況を確認することが大切です。
目的別にGoogle Skillsの受講順を決める
どのコースから始めるべきかは、Google Skillsを利用する目的によって変わります。
生成AI初心者の場合
まずは生成AIの概要を扱う入門向け学習から始めるのがおすすめです。
生成AIやLLMの基本を理解してから、Google CloudやVertex AIなど、より具体的なテーマへ進むと学習内容を整理しやすくなります。
仕事で生成AIを活用したい場合
生成AIの基本を確認したうえで、ビジネス活用に関係する教材へ進みましょう。
単に生成AIツールの操作方法を覚えるだけでなく、責任ある利用やビジネスへの適用について理解しておくことも重要です。
Generative AI Leaderを取得したい場合
資格取得が目的なら、Generative AI Leader向けの公式学習プログラムを軸に進めます。
そのうえで、認定資格の公式ページに掲載されている最新の試験情報を確認し、不足している知識を補う方法が適しています。
Google Skillsの学習を終えること自体をゴールにせず、認定試験の出題範囲を意識して準備しましょう。
Google Skillsで生成AIを学ぶメリット
Google Skillsを利用するメリットは、Google公式の教材から生成AIを学べることです。
特に、次のようなメリットがあります。
- 無料で利用できる生成AI教材がある
- 日本語で確認できる学習コンテンツがある
- 初心者向けの基礎学習から始められる
- Google CloudやVertex AIに関する学習へつなげられる
- Generative AI Leaderの資格対策にも利用できる
- オンラインで自分のペースで学びやすい
生成AIについて興味はあるものの、「最初から有料スクールへ申し込むべきか迷っている」という人にも選択肢になります。
まず公式の無料教材を使い、自分がさらに学びたい分野を確認してから次の学習方法を決めるのもよいでしょう。
Google Skillsを利用するときの注意点
Google Skillsを利用するときは、無料という点だけでなく、学習目的との相性を確認する必要があります。
学習プログラム修了と資格取得は違う
Generative AI Leader向け学習プログラムを修了しても、それだけで認定資格を取得したことにはなりません。
資格が必要な場合は、別途認定試験へ申し込み、合格する必要があります。
コース内容は更新される可能性がある
生成AIは変化が速い分野であり、Google Skillsのコース構成やアクティビティ数なども更新される可能性があります。
この記事で紹介しているアクティビティ数や試験情報は2026年9月6日に確認した内容です。受講・受験時には公式ページで最新情報を確認してください。
実践サポートを求める人は別の学習方法も比較する
Google Skillsは公式教材を使って自分で学習したい人に適しています。
一方、講師への質問、個別指導、転職支援、学習スケジュールの管理などを重視する場合は、有料講座や生成AIスクールのほうが目的に合う可能性があります。
無料教材と有料講座は単純な優劣ではなく、必要なサポートによって使い分けることが重要です。
Google Skills・スタートAI・SHIFT AIの生成AI無料講座を比較
無料で生成AIを学べる講座には、自分のペースで進めるオンデマンド教材と、決められた時間に参加するオンラインセミナーがあります。
ここでは、Google Skillsの「Generative AI Leader」学習プログラム、スタートAIの「自分専属AI育成ウェブセミナー」、SHIFT AIの「AI FIRE攻略セミナー」を比較します。それぞれの学習内容や形式の違いを確認しましょう。
| 比較項目 | Google Skills | スタートAI | SHIFT AI |
|---|---|---|---|
| 会社名 | Google Cloud | 株式会社スケールエーアイ | 株式会社SHIFT AI |
| 講座名 | Generative AI Leader認定資格 学習プログラム | 自分専属AI育成ウェブセミナー | AI FIRE攻略セミナー |
| 内容 | 生成AIの基礎、Google Cloudの生成AIサービス、Gemini、NotebookLM、Google AI Studio、ビジネス変革への活用を学ぶ | ChatGPTを自分の仕事内容や目的に合わせた「自分専属AI」として活用する考え方を学ぶ | AIエージェントによる業務効率化や、AIスキルを仕事・副業・キャリアへつなげる方法を学ぶ |
| 学習形式 | オンデマンド学習 | Zoomライブ | オンラインセミナー |
| 参加費 |
学習プログラムは無料 ※認定試験は有料 |
無料 | 無料 |
| 公式CTA | 無料で学ぶ | セミナーを見る | セミナーを見る |
| AWL記事 | 本記事で解説 | AWLの解説記事 | AWLの解説記事 |
Google Skills・スタートAI・SHIFT AIの違い
Google Skillsは自分のペースで資格対策を進めたい人向け
Google Skillsは、開催日時を予約せず、オンデマンド教材を自分のペースで進められます。Google Cloudの生成AIサービスやビジネス活用を学び、Generative AI Leader認定資格の試験対策へつなげたい人に向いています。
スタートAIはChatGPTを自分の仕事へ取り入れたい人向け
スタートAIでは、ChatGPTを単発で使うだけでなく、自分の仕事や目的を理解する「自分専属AI」として活用する考え方を学びます。講義を聞きながら、仕事での活用イメージを持ちたい人に向いています。
SHIFT AIは仕事・副業・キャリアへの活用を考えたい人向け
SHIFT AIでは、AIエージェントによる業務効率化に加えて、AIで生み出した時間や身につけたスキルを、仕事・副業・キャリアへつなげる考え方を学びます。AIを学んだ後の方向性まで考えたい人に向いています。
目的別の選び方
※講座内容・開催条件・料金は変更される場合があります。利用前に各公式ページで最新情報をご確認ください。
Google Skillsに関するよくある質問
Google Skillsの生成AI講座は無料ですか?
無料で学べる生成AIコースがあります。また、この記事で紹介しているGenerative AI Leader向け学習プログラムも、2026年9月6日の確認時点では無料で利用できます。
ただし、Generative AI Leaderの認定試験は別途受験料が必要です。
Google Skillsは日本語で学べますか?
日本語ページが用意されている生成AI学習プログラムがあります。
ただし、コンテンツによって対応言語が異なる可能性があるため、受講前に各コースの表示言語を確認してください。
Generative AI Leaderの勉強も無料でできますか?
Google SkillsにはGenerative AI Leader向けの無料学習プログラムがあります。
一方、認定試験そのものは無料ではありません。2026年9月6日の確認時点では、受験料は99米ドル+税です。
Google Skillsを修了すればGenerative AI Leaderになれますか?
いいえ。学習プログラムの修了とGenerative AI Leaderの認定取得は別です。
Generative AI Leaderとして認定されるには、別途認定試験を受験して合格する必要があります。
初心者でもGoogle Skillsで生成AIを学べますか?
生成AIの概要から学べる入門向けコンテンツがあるため、初心者も利用できます。
資格取得が目的でなければ、まず生成AIの基礎を学び、その後にGoogle CloudやVertex AIなど興味のある分野へ進むとよいでしょう。
まとめ|Google Skillsは無料の生成AI学習から資格対策まで活用できる
Google Skillsは、Google公式の教材で生成AIを学びたい人にとって利用しやすい選択肢です。
生成AI初心者なら日本語の入門向け学習から始められます。一方、Google CloudのGenerative AI Leaderを目指す人は、資格向けの学習プログラムを利用して試験対策へつなげられます。
ただし、無料の学習プログラムと有料の認定試験は別です。 Generative AI Leader向け教材を修了しただけで認定資格を取得できるわけではありません。
まず生成AIを無料で学びたい人は入門プログラムから、資格取得が目的の人はGenerative AI Leader向け学習プログラムから、自分の目的に合ったコースを選びましょう。
