Microsoft Learnの生成AI無料講座おすすめ3選|初心者・開発・Power Platform別に解説

Microsoft Learnで生成AIを学ぶなら、目的に合わせて教材を選ぶことが重要です。初心者が基礎から理解したい場合と、Microsoft Foundryを使って生成AIアプリを開発したい場合、Power PlatformとCopilotを業務に活用したい場合では、適した教材が異なります。

おすすめは、次の3つです。

  • 初心者・基礎学習:「生成 AI とエージェントの概要」
  • 生成AIアプリ開発:「Azureで生成型 AI アプリを開発する」
  • Power Platform活用:「AI と Copilot で Power Platform ソリューションを作成する」

Microsoft Learnのトレーニングは無料で利用できます。ただし、AzureやPower Platformを使った演習では、別途サービスの利用環境やライセンスなどが必要になる場合があります。

この記事では、Microsoft公式の生成AI教材から上記3つを取り上げ、学べる内容や難易度、向いている人、受講する順番を解説します。

Microsoft Learnの生成AI無料講座3選

いずれもMicrosoft Learnで無料公開されている初心者向けの学習モジュールです。学びたい範囲や利用目的に合わせて選びましょう。

AIの概念の概要

学習時間: 約40分

生成AIだけでなく、機械学習、自然言語、音声、画像認識、責任あるAIなど、AI全体の基本を広く学べます。

「AIの概念の概要」を始める

生成AIとエージェントの概要

学習時間: 約37分

大規模言語モデル(LLM)の仕組み、プロンプトの作り方、AIエージェントの基本をまとめて学べます。

「生成AIとエージェントの概要」を始める

ジェネレーティブAIとは

学習時間: 約30分

生成AIの基本、責任あるAI、Microsoft 365 Copilotを仕事の生産性向上へ活用する考え方を学べます。

「ジェネレーティブAIとは」を始める

3講座の違い

AI全体の基本から学びたい: AIの概念の概要
LLM・プロンプト・AIエージェントを学びたい: 生成AIとエージェントの概要
Copilotのビジネス活用を学びたい: ジェネレーティブAIとは

※Microsoft Learnの教材は無料で閲覧できます。演習で別のMicrosoftサービスを利用する場合は、各ページの利用条件をご確認ください。

目次

Microsoft Learnとは?生成AIを無料で学べるMicrosoft公式の学習サービス

Microsoft Learnは、Microsoftが提供している公式の学習プラットフォームです。Microsoft製品について学べるモジュールやラーニングパスなどが用意されており、生成AI関連の教材も公開されています。

Microsoft Learnでは、無料で利用できるトレーニングコンテンツが提供されています。自分のペースで進められるため、まず公式教材で生成AIの基礎を確認したい人にも利用しやすいサービスです。

また、学習コンテンツは、短い単位で学ぶ「モジュール」や、複数のモジュールをまとめた「ラーニングパス」などに分かれています。

Microsoft Learnの特徴は、単に生成AIの一般知識を学ぶだけではなく、Microsoft FoundryやPower Apps、Power Automateなど、Microsoft製品を使った実践的な学習へ進めることです。

そのため、目的によって教材を次のように選ぶと分かりやすいでしょう。

学習目的おすすめ教材難易度構成
生成AI・LLM・AIエージェントの基礎を知りたい生成 AI とエージェントの概要初級7ユニット
Microsoft Foundryで生成AIアプリを開発したいAzureで生成型 AI アプリを開発する中級6モジュール
Power AppsやPower AutomateでCopilotを活用したいAI と Copilot で Power Platform ソリューションを作成する初級6モジュール

最初からすべて受講する必要はありません。生成AIを初めて体系的に学ぶ人は基礎教材から始め、開発または業務アプリ作成へ進むのがおすすめです。

Microsoft Learnの生成AI無料講座おすすめ3選

ここからは、Microsoft Learnで生成AIを学びたい人におすすめの3教材を目的別に紹介します。

3つは難易度や対象者が異なるため、「どれが一番優れているか」ではなく、自分が生成AIを使って何をしたいかで選びましょう。

1.初心者なら「生成 AI とエージェントの概要」

生成AIを基礎から理解したい人には、「生成 AI とエージェントの概要」が適しています。

Microsoft Learnでは初級のモジュールとして公開されており、7ユニットで構成されています。

主な学習内容は次のとおりです。

  • 生成AIの主要な概念
  • 大規模言語モデル(LLM)の仕組み
  • LLMに対するプロンプト
  • AIエージェントの基本概念
  • 生成AIを試す演習
  • 理解度を確認するモジュール評価

生成AIという言葉は知っていても、「LLMとは何か」「プロンプトはどのような役割を持つのか」「AIエージェントとは何か」が曖昧な人に向いています。

ただし、公式ページでは前提条件としてAIの概念・用語に関する知識と、機械学習の原則についての基本的な理解が挙げられています。

そのため、専門的なアプリ開発から始める教材というより、生成AIの主要概念を短時間で整理する入口として活用しやすい内容です。

Microsoft Foundryを使った本格的な開発教材へ進む前の基礎固めにも適しています。

2.開発者なら「Azureで生成型 AI アプリを開発する」

生成AIの仕組みを知るだけでなく、実際にアプリケーション開発へ進みたい人には、「Azureで生成型 AI アプリを開発する」が候補です。

この教材はMicrosoft Learnで中級のラーニングパスに分類されており、6つのモジュールで構成されています。

主な内容には、次のテーマが含まれます。

  • AzureでAIソリューションを開発するための計画と準備
  • Microsoft Foundryでのモデル選択・デプロイ・評価
  • 生成AIチャットアプリの開発
  • ツールを利用する生成AIアプリの開発
  • プロンプトエンジニアリングやRAGなどを使った性能の最適化
  • 責任ある生成AIソリューションの実装

生成AIの概要だけでなく、「モデルをどう選ぶか」「アプリからどう利用するか」「RAGなどをどう組み合わせるか」といった開発寄りの内容まで学べるのが特徴です。

一方、初心者向け教材とは前提条件が異なります。

公式ページでは、Azureの基本的なAIの概念・サービスへの理解に加えて、プログラミング経験が必要とされています。そのため、プログラミング未経験者が最初に選ぶ教材としては難易度が高めです。

生成AIアプリを開発したい場合は、先に「生成 AI とエージェントの概要」で基礎を整理してから進むと、内容を理解しやすくなります。

なお、Microsoftの生成AI開発関連サービスでは名称や教材構成が更新されることがあります。過去の記事では現在と異なる製品名称やモジュール構成が掲載されている場合があるため、受講時はMicrosoft Learnの現行ページを基準にしてください。

3.業務活用なら「AI と Copilot で Power Platform ソリューションを作成する」

プログラミング中心のAI開発ではなく、Power AppsやPower Automateなどを使って業務アプリや自動化の仕組みを作りたい人には、「AI と Copilot で Power Platform ソリューションを作成する」が向いています。

Microsoft Learnでは初級のラーニングパスとして公開されており、6モジュールで構成されています。

扱われている主なテーマは次のとおりです。

  • ExcelのデータからPower Appsアプリを作成
  • Power AppsでCopilotを活用
  • Power AutomateでCopilotを使ってフローを構築
  • AI BuilderでGPTのプロンプトを活用
  • Power PagesでCopilotを使ってWebサイトを構築
  • Copilot Studioで自然言語を使ってコパイロットを作成

開発者だけではなく、アプリ作成者やビジネスユーザーが対象に含まれている点が特徴です。

たとえば、「自然言語を使って業務アプリを作りたい」「定型業務をPower Automateで自動化したい」「Copilotを使った業務改善を試したい」といった人に適しています。

ただし、Microsoft Learnの教材を読むことが無料でも、すべての演習環境まで無条件で無料とは限りません。

公式ページでは、演習を完了するための条件としてPower Apps開発環境やライセンスのほか、AI Builder、Power Pages、Copilot Studioの試用版またはライセンスなどが挙げられています。

したがって、「無料講座」という表現は教材そのものの受講料金を指すものとして考え、実際に演習するときは必要な環境やライセンスを事前に確認しましょう。

3つのMicrosoft Learn生成AI講座はどれがおすすめ?

迷った場合は、現在の知識だけではなく「受講後に何をできるようになりたいか」で選ぶと判断しやすくなります。

生成AIを初めて学ぶなら基礎講座

生成AI、LLM、プロンプト、AIエージェントといった用語を整理したいなら、「生成 AI とエージェントの概要」から始めるのがおすすめです。

7ユニットの初級モジュールなので、本格的なアプリ開発へ進む前の基礎固めとして使えます。

生成AIアプリを開発したいならMicrosoft Foundry

プログラミング経験があり、Microsoftの環境で生成AIアプリを構築したいなら、「Azureで生成型 AI アプリを開発する」が候補です。

モデル選択からチャットアプリ、ツール利用、RAG、責任あるAIまで扱うため、基礎知識から一段進んだ開発スキルを身につけたい人に向いています。

業務アプリ・自動化ならPower Platform

Power AppsやPower Automateを仕事で利用したい場合は、「AI と Copilot で Power Platform ソリューションを作成する」が適しています。

コード中心の生成AI開発よりも、Power Platformを利用して業務アプリやワークフローを作成したい人向けです。

初心者から学ぶなら「基礎→目的別」の順番がおすすめ

Microsoft Learnで生成AIを学ぶ場合、初心者はすべての教材を順番に受講する必要はありません。

まず「生成 AI とエージェントの概要」で基礎を理解し、その後に目的別の教材へ分岐する方法が分かりやすいでしょう。

生成AIの基礎を学ぶ

「生成 AI とエージェントの概要」

目的に合わせて分岐する

開発したい
→「Azureで生成型 AI アプリを開発する」

業務アプリ・自動化に使いたい
→「AI と Copilot で Power Platform ソリューションを作成する」

この順番なら、LLMやプロンプト、AIエージェントなどの基本概念を押さえたうえで、具体的な実装へ進めます。

すでに生成AIやAzureの基礎知識とプログラミング経験がある場合は、開発者向けラーニングパスから始めてもよいでしょう。

また、Power AppsやPower Automateを利用している人は、Power Platform向け教材を優先する方法もあります。

Microsoft Learnの生成AI講座は本当に無料?

Microsoft Learnのトレーニングコンテンツ自体は無料で利用できます。

ただし、ここで注意したいのが「教材の受講料」と「演習に利用するサービスや環境の費用」は別という点です。

特にAzureやPower Platformを利用する実践教材では、次のような条件が関係する場合があります。

  • Azureの利用環境
  • Power Appsの開発環境
  • AI Builderの試用版またはライセンス
  • Power Pagesの試用版またはライセンス
  • Copilot Studioの試用版またはライセンス

教材を読むだけの場合と、実際にクラウドサービス上で演習する場合では必要条件が異なります。

「無料だからすべての実習を費用なしで実行できる」と考えず、演習を始める前に各教材の前提条件を確認してください。

Microsoft Learnで生成AIを学ぶメリット

Microsoft Learnを利用する大きなメリットは、Microsoft公式情報をもとに、基礎から製品を使った実装まで学べることです。

Microsoft公式の教材で学べる

生成AI分野はサービス名や機能、開発方法の変化が速く、古い記事や動画では現在と異なる画面・名称が紹介されていることがあります。

Microsoft LearnはMicrosoft公式の学習プラットフォームなので、Microsoft FoundryやPower PlatformなどMicrosoft製品を学ぶ際の一次情報として利用できます。

初級から開発まで目的別に選べる

Microsoft Learnには、短時間で生成AIの概念を学ぶモジュールから、中級者向けの生成AIアプリ開発ラーニングパスまであります。

そのため、全員が同じ教材を受講するのではなく、自分のレベルや目的に応じて学習内容を選べます。

自分のペースで進めやすい

オンデマンド形式の教材なので、決められた日時にオンラインセミナーへ参加する必要はありません。

基礎だけ短時間で確認する、休日に開発ラーニングパスを進めるなど、自分の予定に合わせて利用できます。

Microsoft Learnで学ぶ際の注意点

無料で利用できるMicrosoft Learnですが、受講前に理解しておきたい点もあります。

実践教材では前提知識が必要になる

特に「Azureで生成型 AI アプリを開発する」は中級に分類されており、Azureの基本的なAIサービスへの理解とプログラミング経験が前提です。

「無料だから初心者でもすぐ開発できる」という教材ではありません。

初めて生成AIを学ぶ場合は、基礎モジュールから段階的に進めましょう。

演習環境やライセンスが必要な場合がある

Power Platformの教材では、実際の演習に開発環境や各サービスの試用版・ライセンスが必要です。

また、Azureを使う演習でも、利用するサービスによって条件や費用が発生する可能性があります。

受講前に「前提条件」を確認し、意図しない費用が発生しないように利用環境を把握しておくことが重要です。

教材名や内容が更新されることがある

生成AI分野は変化が速いため、Microsoft Learnの教材名、モジュール構成、製品名称などが変更される場合があります。

検索結果や過去の記事に表示された名称だけで判断せず、受講時点のMicrosoft Learn公式ページを確認してください。

Microsoft Learnと有料の生成AI講座はどちらがおすすめ?

Microsoft Learnと有料講座は、どちらか一方が必ず優れているわけではありません。

Microsoft製品の公式情報を自分のペースで学びたい場合は、まずMicrosoft Learnを利用する方法があります。一方、講師への質問、個別サポート、体系化されたカリキュラムなどを重視する場合は、有料講座が選択肢になります。

比較項目Microsoft Learn有料の生成AI講座
受講料金トレーニングは無料講座ごとに異なる
学習形式主に自己学習オンデマンド・ライブなど講座による
Microsoft公式情報強い講座による
個別質問基本は自己学習サービスによって対応
学習管理自分で進めるカリキュラムやサポートがある場合も
向いている人自走して学習できる人サポートを受けながら学びたい人

最初から有料講座へ申し込むか迷っている場合は、Microsoft Learnの無料教材を使って「独学でどこまで進められるか」を確認してから判断する方法もあります。

Microsoft Learn・スタートAI・SHIFT AIの生成AI無料講座を比較

無料で生成AIを学ぶ方法には、自分のペースで進めるオンライン教材と、決められた時間に参加するオンラインセミナーがあります。

ここでは、Microsoft Learnの生成AI無料講座3つと、スタートAI・SHIFT AIの無料セミナーを比較します。学べる内容や学習形式の違いを確認し、自分の目的に合う講座を選びましょう。

比較項目 Microsoft Learn
AIの概念
Microsoft Learn
生成AI・エージェント
Microsoft Learn
Copilot活用
スタートAI SHIFT AI
会社名 Microsoft Microsoft Microsoft 株式会社スケールエーアイ 株式会社SHIFT AI
講座名 AIの概念の概要 生成AIとエージェントの概要 ジェネレーティブAIとは 自分専属AI育成ウェブセミナー AI FIRE攻略セミナー
内容 AI、機械学習、自然言語、画像認識、責任あるAIなどを広く学ぶ LLM、プロンプト、AIエージェントの基本を学ぶ 生成AI、責任あるAI、Microsoft 365 Copilotの活用を学ぶ ChatGPTを仕事や目的に合わせた「自分専属AI」として活用する考え方を学ぶ AIエージェントによる業務効率化や、仕事・副業・キャリアへの活用方法を学ぶ
学習形式 オンライン教材 オンライン教材 オンライン教材 Zoomライブ オンラインセミナー
所要時間 約40分 約37分 約30分 約2時間30分 約2時間30分
参加費 無料 無料 無料 無料 無料
公式CTA 無料で学ぶ 無料で学ぶ 無料で学ぶ セミナーを見る セミナーを見る
AWL記事 本記事で解説 AWLの解説記事 AWLの解説記事

5つの無料講座・セミナーの違い

Microsoft Learnは自分のペースで基礎を学びたい人向け

Microsoft Learnは、開催日時を予約する必要がなく、短いオンライン教材を自分のペースで学習できます。AI全体の基礎、LLMやAIエージェント、Microsoft 365 Copilotなど、目的に合わせて講座を選べる点が特徴です。

スタートAIはChatGPTを自分の仕事へ取り入れたい人向け

スタートAIでは、ChatGPTを単発で利用するだけでなく、自分の仕事内容や目的を理解する「自分専属AI」として活用する考え方を学びます。講義を聞きながら、仕事での活用イメージを持ちたい人に向いています。

SHIFT AIは仕事・副業・キャリアへの活用を考えたい人向け

SHIFT AIでは、AIエージェントによる業務効率化に加えて、AIで生み出した時間や身につけたスキルを、仕事・副業・キャリアへつなげる考え方を学びます。AIを学んだ後の方向性まで考えたい人に向いています。

目的別の選び方

短時間でAI全体の基本を知りたい: Microsoft Learn「AIの概念の概要」
LLM・プロンプト・AIエージェントを学びたい: Microsoft Learn「生成AIとエージェントの概要」
Microsoft 365 Copilotの基本を知りたい: Microsoft Learn「ジェネレーティブAIとは」
ChatGPTを自分の仕事に合わせて活用したい: スタートAI
AIを仕事・副業・キャリアへつなげたい: SHIFT AI

※講座内容・所要時間・開催条件は変更される場合があります。利用前に各公式ページで最新情報をご確認ください。

Microsoft Learnの生成AI講座に関するよくある質問

Microsoft Learnの生成AI講座は初心者でも受講できますか?

初心者向けの教材があります。

今回紹介した「生成 AI とエージェントの概要」は初級に分類されており、生成AI、LLM、プロンプト、AIエージェントなどの基本概念を学べます。

ただし、公式ページではAIの概念や機械学習の基本的な理解が前提条件として挙げられています。内容が難しく感じる場合は、分からない用語を確認しながら進めるとよいでしょう。

一方、「Azureで生成型 AI アプリを開発する」は中級で、Azureの基本的なAIサービスへの理解とプログラミング経験が必要です。

Microsoft Learnを利用するのにMicrosoftアカウントは必要ですか?

Microsoft Learnのトレーニングコンテンツを閲覧して学習すること自体は、無料で利用できます。

学習状況の記録やMicrosoft Learn上の各種機能を利用したい場合は、サインインして利用する方法があります。

また、AzureやPower Platformを使った実際の演習では、それぞれのサービスを利用できるアカウントや環境が必要になる場合があります。

Microsoft Learnだけで生成AIを学べますか?

Microsoft製品を中心に生成AIの基礎や開発方法を学びたい場合、Microsoft Learnは有力な学習手段です。

基礎教材からMicrosoft Foundryを使った開発、Power PlatformとCopilotを使った業務アプリ作成まで段階的に学べます。

ただし、質問しながら学びたい人や、個別添削、学習スケジュールの管理、就職・転職支援などを求める場合は、Microsoft Learnだけでは希望するサポートを得にくいことがあります。

必要に応じて、有料講座やスクールと使い分けましょう。

Microsoft Learnの修了で資格を取得できますか?

Microsoft Learnの学習コンテンツを修了することと、Microsoftの認定資格を取得することは同じではありません。

資格取得を目的にしている場合は、対象資格の公式ページで試験要件や受験方法を別途確認する必要があります。

無料教材を資格試験の学習に利用できる場合はありますが、「Microsoft Learnを修了すれば自動的に資格を取得できる」という意味ではありません。

3つすべて受講したほうがよいですか?

必ずしも3つすべてを受講する必要はありません。

生成AIの基礎を知りたい人は「生成 AI とエージェントの概要」、生成AIアプリを開発したい人は「Azureで生成型 AI アプリを開発する」、Power Platformを業務で使いたい人は「AI と Copilot で Power Platform ソリューションを作成する」を選べます。

初心者で方向性が決まっていない場合は、基礎教材を学んでから開発またはPower Platformへ進む方法がおすすめです。

まとめ|Microsoft Learnの生成AI無料講座は目的別に選ぼう

Microsoft Learnで生成AIを学ぶなら、3教材を一律に比較するのではなく、初心者・開発者・Power Platform利用者のどれに当てはまるかで選ぶことが重要です。

今回紹介した3教材を整理すると、次のようになります。

  • 生成AIを基礎から学びたい人:「生成 AI とエージェントの概要」
  • Microsoft Foundryで生成AIアプリを開発したい人:「Azureで生成型 AI アプリを開発する」
  • Power AppsやPower Automateで業務活用したい人:「AI と Copilot で Power Platform ソリューションを作成する」

初心者で迷っている場合は、まず「生成 AI とエージェントの概要」でLLM、プロンプト、AIエージェントなどの基礎を整理すると、その後の学習方向を決めやすくなります。

そのうえで、プログラミングを使って生成AIアプリを作りたいならMicrosoft Foundryの開発教材へ、ローコードで業務アプリや自動化を進めたいならPower Platform向け教材へ進みましょう。

Microsoft Learnのトレーニングコンテンツは無料で利用できるため、有料講座へ申し込む前に、自分がどこまで独学できるか確認する入口としても活用できます。

ただし、AzureやPower Platformを使った演習では、別途利用環境やライセンスが必要になる場合があります。受講前に各教材の前提条件を確認してください。

Microsoft Learnの無料教材から学習を始める

今回紹介した教材はMicrosoft公式のMicrosoft Learnで受講できます。

初心者は「生成 AI とエージェントの概要」から始め、目的に応じて開発またはPower Platformの教材へ進むと、無理なく学習範囲を広げられます。

なお、Microsoft Learnには教材名や構成が変更される場合があります。受講時は公式ページで最新情報を確認してください。

出典・参考情報

  • Microsoft Learn「生成 AI とエージェントの概要」
  • Microsoft Learn「Azureで生成型 AI アプリを開発する」
  • Microsoft Learn「AI と Copilot で Power Platform ソリューションを作成する」
  • Microsoft Learn「トレーニング」

この記事を書いた人

田中和馬のアバター 田中和馬 株式会社エヌ・ケーパートナーズ/AIスクールガイド|AWL編集長

株式会社エヌ・ケーパートナーズが運営する「AIスクールガイド|AWL」編集長。10年以上にわたり、SEOメディアの立ち上げ・構築・運用に携わってきました。

2024年頃から生成AIを独学で学び始め、その後、生成AIスクールでも体系的に学習。現在はChatGPT、Gemini、Claudeなどを活用し、ディープリサーチによる情報収集、マーケティング企画、記事構成・文書作成、メール作成、業務自動化などに日常的に取り組んでいます。

また、生成AIをWebサイトの企画・制作、コーディング、デザインにも活用。エンジニアやデザイナーの業務領域を理解しながら、自らディレクションを行い、メディアの設計から制作・運用まで一貫して担当しています。生成AIスクール・講座の調査、比較基準の設計、記事編集・品質管理も担当しています。

目次