LINEスタンプを自分用・家族用に作るには?非公開設定と購入・プレゼントの注意点

自分用・家族用のLINEスタンプを制作、審査、入手の順に準備するイメージ

LINEスタンプは、自分や家族との会話に合わせたオリジナル作品を作れます。ただし、画像を完成させることと、LINEのスタンプとして使えるようになることは別です。通常のクリエイターズスタンプでは、審査・承認・販売開始を経て、利用する人が入手する手続きが必要になります。

「非公開にすれば家族以外は見られない」「自作なら全員無料で使える」と考えて進めると、意図と違う設定になりかねません。この記事では静止画スタンプを対象に、本人と家族の入手条件、ショップ非公開の限界、写真やセリフを決める際の注意点を整理します。情報確認日は2026年11月2日です。

目次

LINEスタンプを自分用に作る前に決めること

最初に決めたいのは、絵柄よりも「誰が使うか」と「どこまで他人に見られてよいか」です。本人だけの利用と家族へのプレゼントでは、確認する購入条件が異なります。また、家族向けでも、購入ページを知る第三者に見られる可能性を前提に素材を選ぶ必要があります。

使い方先に決めること見落としやすい点
本人だけが使う申請方法と本人の入手条件Web登録とスタンプメーカーの条件を混同しない
家族みんなで使う使う人数、購入する人、プレゼントする人制作者本人の無料条件は家族全員には適用されない
友人へ贈る受け取る相手と対象地域、対応状況相手が既に持っているなど、贈れない場合がある
身内向けに見つかりにくくするショップ非公開と掲載情報家族だけを認証する仕組みではない

例えば、家族のグループで「ごはんできた」「今から帰る」を使いたいなら、日常の返事を中心にします。一方、誕生日の贈り物なら、受け取る人が普段使える挨拶とお祝いの言葉を組み合わせると、記念日以外にも使いやすくなります。これは制作上の提案であり、販売数や利用頻度を保証するものではありません。

家族用でも「他人に見せられる素材」にする

自宅の場所、勤務先、学校名、電話番号などをスタンプに含めない設計がおすすめです。顔写真を使う場合も、写真の背景に名札や住所が写っていないか確認します。本人たちにとっては日常の風景でも、購入ページや送信先から見える内容になる点は変わりません。

見られて困る情報を入れてから公開設定で守ろうとするのではなく、画像の段階で個人情報を減らす方が安全です。完全に家族だけの閉じた共有が条件なら、LINEスタンプ化が目的に合うかを先に見直してください。

LINEスタンプを自分用に作る方法と制作の流れ

制作方法は大きく、LINE公式アプリで進める方法と、別のツールで画像を用意してCreators Marketへ登録する方法に分かれます。どちらで画像を作ったかだけでなく、どの経路・設定で審査を申請するかを区別しましょう。

公式アプリと外部ツールの役割を分ける

LINEスタンプメーカーは、写真などからスタンプを作成し、申請まで進められる公式アプリです。制作者本人の無料ダウンロードには条件があり、後述の分配額設定も確認が必要です。

一方、画像編集ソフトや生成AIで素材を作り、Web版LINE Creators Marketに登録する方法では、外部ツールは画像や入力文案の準備を担当します。外部ツールを使っただけで、LINE側の審査や購入が免除されるわけではありません。

工程作業内容次へ進む前の確認
企画相手、個数、表情、セリフを決める使う場面が重複しすぎていないか
画像制作本体、メイン、タブを用意する文字、サイズ、背景、権利に問題がないか
登録画像と日英の表示情報、販売情報を入力する非公開設定や入手条件が目的に合うか
審査申請して結果を確認する修正が必要な場合は理由を確認する
利用準備承認後の販売開始と入手を進める本人と家族、それぞれの入手が済んだか

詳しい登録操作は、LINEスタンプの申請・入稿手順で確認できます。本記事では、販売手順全体よりも、自分用・家族用の条件判断に絞って説明します。

制作支援を使う場合も、最後の判断は分けて残す

AWLの自社サービスであるLINEスタンプ制作プラグインは、静止画のキャラクター・セリフを相談し、画像や申請用データの準備を支援するものです。制作内容を整理したい場合には選択肢になりますが、審査通過や無料入手を保証するサービスではありません。

家族の許可、公開範囲、購入や贈呈の費用は、制作支援とは別に確認してください。画像を受け取った時点で「利用開始まで完了」と扱わず、LINE管理画面の保存・申請・承認・販売開始を区別して記録すると、次に必要な操作が分かります。

LINEスタンプを自分用に作るときの画像とセリフ

自分用のスタンプは、数を増やすことよりも、会話の場面を分けることが重要です。静止画は8・16・24・32・40個から選べます。最初に少ない個数で使う言葉を整理すると、似た返事ばかりになるのを避けやすくなります。

セリフは相手との距離感まで確認する

「了解」「ありがとう」「おつかれさま」だけでなく、家族の生活に合う短い言葉を加えます。ただし、家族内の呼び名や冗談をそのまま載せる前に、本人が不快に感じないか確認しましょう。送る側には面白くても、描かれた本人や別の相手には失礼に見える場合があります。

制作時には、各画像に「使う場面」を一つずつ付けておくと整理しやすくなります。たとえば「返事」「感謝」「連絡」「気づかい」の4群に分け、同じ意味のセリフを一つに絞ります。家族の写真がなくても、架空の動物や共通の趣味をモチーフにする方法があります。

本体だけでなくメインとタブもそろえる

公式の静止画規格では、メイン画像は240×240px、スタンプ本体は最大370×320px、トークルームタブ画像は96×74pxです。本体とは別に、メインとタブを各1枚準備します。40個のセットなら合計42枚です。画像形式や容量なども、申請時点の公式制作ガイドラインで確認してください。

小さな画面で見たときに文字が読めるか、背景が透過されているか、顔や手が切れていないかを全枚数で見ます。明るい背景だけで確認すると、白い輪郭や薄い文字の問題を見逃しやすいため、暗い背景も使って確認するとよいでしょう。

画像づくりの細かな規格は、LINEスタンプの画像サイズと個数も参考にしてください。メイン画像は作品の代表として、本体にない別キャラクターや誤解を招く内容にしないことが大切です。

LINEスタンプを自分用に使うための申請と審査

自分用でも、通常のクリエイターズスタンプとして登録するなら審査が必要です。「売上を得るつもりがない」という目的だけでは、審査を省略できません。審査で承認されるまでは、販売を開始できない仕組みです。

保存・申請・承認・利用開始は別の状態

登録画面に画像が表示されたら、タイトルや説明文、価格、公開設定を保存して開き直します。ここまでできても、まだ審査に出したことにはなりません。申請後に承認された場合も、選択した販売開始方法に応じた確認が必要です。

特定の記念日に使いたい場合は、画像の修正と審査の差し戻しに対応できる余裕を持たせましょう。公開されている審査期間の目安を、個別の作品の完了期限と考えないことが大切です。制作ツール側で早く画像ができても、審査日程まで短縮できるとは限りません。

差し戻しは理由と該当画像を対応させる

審査ガイドラインには、視認性の低さ、文字の誤り、画像と説明の矛盾、既存作品の複製などの確認項目があります。修正依頼を受けた場合は、該当する画像番号と理由を整理し、必要な箇所を直します。全画像を作り直す前に、どこが指摘されたのかを把握してください。

生成AIを使った作品でも、出力された画像をそのまま無検査で提出しないことが重要です。似た画像の重複、文字の欠け、キャラクターの不自然な変化を確認し、登録画面にAI利用の申告欄がある場合は実態に合わせます。

LINEスタンプを自分用に非公開設定する際の注意点

ショップ非公開は「検索などで見つかりにくくする設定」であり、「家族だけがアクセスできる設定」ではありません。LINEのプライベート設定を正しく理解することが、自分用スタンプの失敗を防ぐポイントです。

ショップ非公開でもURLや送信スタンプから購入ページを閲覧できることを示す図

表示されない場所と、アクセスできる経路を分ける

公式ヘルプでは、LINE STORE/ショップ非公開を選ぶと、新着・ランキング、検索結果、クリエイターのスタンプリストページに表示されなくなると説明されています。一方、購入ページへ直接アクセスした人は閲覧・購入できます。送信されたスタンプから購入ページへ進む経路もあります。

したがって、家族へ購入URLを伝えることと、家族以外のアクセスを技術的に禁止することは同じではありません。URLを転送したり、家族以外のトークへスタンプを送ったりすれば、想定外の人に見られる可能性があります。

確認する設定・行動できることできると誤解しないこと
ショップ非公開検索やランキングなどの表示を制限する購入ページを家族だけの認証制にする
購入URLを家族へ連絡必要な人がページを見つけやすくするURLの再共有を防ぐ
送信先を選ぶ誰にスタンプを見せるか配慮する受信後の閲覧・共有を完全に制御する
販売エリアの選択販売対象の地域を設定する地域内の特定の家族だけに限定する

配信を広げる設定も目的に合わせて見直す

LINEスタンプ プレミアムなどの参加設定は、ショップの公開設定とは別に確認する項目です。身内での利用だけを目的とする場合、追加の配信先や利用条件を読まずに参加を選ばないようにします。単に「非公開を選んだから全部解決」と判断せず、登録画面の参加項目を一つずつ確認してください。

なお、販売停止を秘密保持の代わりに使うことも避けましょう。いったん他者に見られた画像や送信した内容を、後から完全に回収できるとは限りません。公開範囲の工夫より前に、外部へ出して差し支えない画像にする方針が基本です。

LINEスタンプを自分用に購入する条件とプレゼント

本人の利用料金は、LINEスタンプメーカーからの申請かどうか、分配額設定がどうなっているかで確認します。家族や友人は制作者本人とは別の利用者です。本人に無料条件があることを、そのまま家族にも当てはめないでください。

制作者本人は申請方法と分配額設定を確認し、家族は購入やプレゼントで入手する図

制作者本人に無料条件がある場合

公式ヘルプによると、2019年6月26日以降にLINEスタンプメーカーで審査リクエストしたスタンプは、制作者本人に限り無料ダウンロードの対象になります。ただし、同アプリのVersion4.0以降で、申請時に「有料ダウンロード/売上分配額あり」を選んだ場合は対象外です。

対象の場合は、販売開始後に届くLINE Creators Marketの公式アカウントの通知から入手します。通知には時間がかかる場合があり、無料対象の作品を誤って購入した場合は返金できないと案内されています。購入ボタンを押す前に、申請経路と分配額設定、通知を確認しましょう。

Web版に画像を登録した場合まで、一律に本人無料だと考えないことが大切です。また、画像編集ツールが無料で使えることと、完成したスタンプの入手が無料になることも別の話です。

家族には購入してもらうか、条件を確認して贈る

通常のクリエイターズスタンプでは、家族や友人も入手の手続きが必要です。購入用URLを伝えて各自で購入してもらう方法と、購入ページにプレゼント機能がある場合に贈る方法を検討します。画像ファイルを送るだけでは、受け取った人のスタンプ一覧へ自動的に登録されません。

プレゼントする前に、対象のアイテムに「プレゼントする」が表示されるかを確認します。公式ヘルプでは、相手が既に同じアイテムを持っている、対象外の国・地域のアカウントである、対応していないLINEバージョンを利用している場合などは贈れないと案内されています。価格も現在の購入画面で確認してください。

家族分の費用を見積もる際は、「本人が使う費用」「家族に贈る費用」「制作ツールの費用」を分けると混乱しません。全員分が自動で一括配布される商品だと思わず、誰が受け取れたかを確認するところまで準備しましょう。

家族の写真や似顔絵を使うときの権利確認

家族の写真だから自由に登録できる、とは判断しないでください。公式審査ガイドラインは第三者の著作権や肖像に関する権利の侵害、個人情報の開示などを確認対象にしています。写真を素材にした場合は、権利確認書類を求められる場合もあります。

写真に写る人だけでなく、写真を撮った人や、写真に写り込んだキャラクター・イラストなどにも注意が必要です。家族以外が撮影した写真、購入した素材、依頼して描いてもらった似顔絵は、スタンプとして販売・配信できる利用条件かを確認してください。具体的な権利判断が難しい場合は、権利者や専門家に確認します。

確認は画像が完成する前に行う

完成後に「使わないでほしい」と言われると、作り直しが必要になります。顔をどこまで似せるか、どんなセリフを付けるか、ショップ非公開でも外部から見られる可能性があることを、制作前に共有しましょう。

子どもの写真では、氏名・園や学校・生活圏が分かる背景など、本人を特定しやすい要素を減らすことをおすすめします。これは審査に通すためだけでなく、長く安心して使うための制作上の配慮です。

権利の確認項目を整理したい場合は、LINEスタンプの著作権・写真利用の確認ガイドを参考にしてください。生成AIで似顔絵に変換しても、素材や元の人物に関する確認が不要になるわけではありません。

LINEスタンプを自分用に使う前のFAQと最終チェック

自分用・家族用のスタンプでは、完成画像だけでなく、使うまでの条件を確認しておくことが大切です。最後に、誤解しやすい点を整理します。

自分用なら審査なしで使えますか?

通常のクリエイターズスタンプとして使うには審査が必要です。画像をLINEトークに添付して送ることと、購入・入手したスタンプとして使うことは区別してください。

非公開なら知らない人に絶対に買われませんか?

いいえ。ショップ非公開は検索などの表示を制限する設定です。購入ページへ直接アクセスした人は閲覧・購入できるため、家族限定のアクセス制御とは異なります。

制作者本人が無料なら家族も無料ですか?

本人だけを対象とした無料ダウンロード条件を、家族全員へ広げることはできません。家族分は購入やプレゼントの条件を確認します。LINE PRスタンプなど、プロモーション向けの別の配布サービスは本記事の通常販売方式とは別制度です。

制作サービスを使えば審査申請や購入まで自動で終わりますか?

対応範囲はサービスによって異なります。画像制作、データ準備、登録入力支援、審査リクエスト、販売開始を分け、どこまで完了したかを確認してください。審査結果や本人の購入条件を制作側が保証できるとは限りません。

写真素材の許可、公開範囲、購入贈呈条件、文字透過順序を確認するチェック図

利用開始前には、次の項目を確認しておきましょう。

  • 写真・似顔絵・参考素材について、登録や配信に必要な許可を確認した
  • 文字、透過、画像順、メインとタブを全枚数で見直した
  • ショップ非公開の範囲と限界を理解した
  • 本人の無料条件と、家族の購入・プレゼントを分けて確認した
  • 審査結果、販売開始、実際の入手をそれぞれ確認した

LINEスタンプを自分用に作るときは、身近な会話に合う画像を用意しつつ、非公開設定だけに頼らないことが大切です。家族と共有してよい範囲を先に決め、本人・家族それぞれの入手まで確認してから使い始めましょう。

出典・参考情報

情報確認日:2026年11月2日。機能・条件は変更される場合があります。申請・購入前には公式画面と最新案内を確認してください。

この記事を書いた人

田中和馬のアバター 田中和馬 株式会社エヌ・ケーパートナーズ/AIスクールガイド|AWL編集長

株式会社エヌ・ケーパートナーズが運営する「AIスクールガイド|AWL」編集長。10年以上にわたり、SEOメディアの立ち上げ・構築・運用に携わってきました。

2024年頃から生成AIを独学で学び始め、その後、生成AIスクールでも体系的に学習。現在はChatGPT、Gemini、Claudeなどを活用し、ディープリサーチによる情報収集、マーケティング企画、記事構成・文書作成、メール作成、業務自動化などに日常的に取り組んでいます。

また、生成AIをWebサイトの企画・制作、コーディング、デザインにも活用。エンジニアやデザイナーの業務領域を理解しながら、自らディレクションを行い、メディアの設計から制作・運用まで一貫して担当しています。生成AIスクール・講座の調査、比較基準の設計、記事編集・品質管理も担当しています。

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