まとめると、一方、Microsoft Certified: AI Business Professionalは、Microsoft 365 Copilotなどの生成AIツールを仕事で活用する力を確認する、Microsoftのビジネスユーザー向け認定資格です。
試験コードはAB-730。Microsoft公式では難易度が「Beginner(初級)」とされており、AIアプリの開発やプログラミングを行う資格ではありません。Outlook、Word、Teams、PowerPoint、Excelなどを使うビジネス職が、生成AIを日常業務へ取り入れる知識とスキルを学びたい場合に適しています。
現在、ただし、一方で、2026年8月23日時点では試験言語が英語のみです。さらに、Microsoft 365 Copilotのプロンプト、会話、エージェント、ドキュメント作成などを扱うため、単純な用語暗記だけではなく実際の利用イメージを持っておくことが重要です。
そのため、なお、この記事では、Microsoft Certified: AI Business Professionalの難易度、AB-730の試験内容、受験料、勉強方法まで公式情報を基に解説します。
Microsoft Certified: AI Business Professionalとは
Microsoft Certified: AI Business Professionalは、生成AIを利用して日常業務を効率化し、ビジネス上の意思決定や成果につなげるスキルを対象としたMicrosoft認定資格です。
また、中心となる製品はMicrosoft Copilotの解説でも扱っているMicrosoft 365 Copilotです。
つまり、プログラミングやAIアプリ開発が主目的ではありません。メール、資料作成、データ分析、会議、情報整理など、一般的なオフィス業務で生成AIを使う人を主な対象としています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Microsoft Certified: AI Business Professional |
| 試験コード | AB-730 |
| 運営 | Microsoft |
| 提供状態 | 現行 |
| 公式レベル | Beginner(初級) |
| 主な対象 | ビジネスユーザー、管理者 |
| 主な製品 | Microsoft 365 Copilot |
| コーディング | 基本的に不要 |
| 試験時間 | 45分 |
| 試験言語 | 英語 |
| 日本向け表示価格 | 12,180円 |
| 受験方法 | Pearson VUEから予約 |
| 合格基準 | 700以上のスケールドスコア |
| 合格率 | 公式非公開 |
| 必須の受験資格 | 個別の必須条件は公式ページで確認できず |
| 有効期限 | 資格固有の扱いは要確認 |
具体的には、Microsoftは候補者像として、Microsoft 365 CopilotやResearcher、Analystなどの生成AI機能を利用した経験があり、Outlook、Word、Teams、PowerPoint、Excelなどの基本操作に慣れている人を挙げています。
したがって「Microsoft 365をほとんど使ったことがない状態から資格だけ取得する」というより、基本操作を理解したうえでCopilotを業務へどう組み込むか学ぶ資格と考えると分かりやすいでしょう。

Microsoft AI Business Professionalの難易度
Microsoft AI Business Professionalの難易度は、公式分類では初級です。
そのため、高度な機械学習の数式やプログラミング、Azure上でのAIアプリ開発などを中心に問う資格ではありません。そのため、エンジニア向けAI資格と比較すると学習を始めやすい位置付けです。
ただし、日本の受験者にとっては「初級だから簡単」とは限りません。
たとえば、特に注意したいのは次の要素です。
- 2026年8月23日時点では試験が英語のみ
- Microsoft 365 Copilotの具体的な操作や利用場面を理解する必要がある
- プロンプトだけでなく、エージェントやPages、Notebooksなども範囲に含まれる
- 責任あるAI、データ保護、プロンプトインジェクションなどの安全面も問われる
- 実務シナリオの中で適切なAI活用方法を判断する力が求められる
最後に、また、Microsoft公式のPractice Assessmentも、単なる暗記ではなく、本試験に近い問題の表現や難易度を理解する用途として案内されています。
合格点は700点以上
また、なお、Microsoftの技術試験では、1~1,000のスケールドスコアで評価され、700以上が合格基準です。
ただし、700点=70%正解ではありません。 問題の難易度などを考慮したスケールドスコアのため、「7割取れば必ず合格」と考えないようにしましょう。
ただし、また、AB-730の合格率は公式には公開されていません。第三者サイトなどの推定値を公式の合格率として扱うのは避ける必要があります。
AB-730の試験内容・出題範囲
まず、AB-730は、大きく3分野から出題されます。
| 出題分野 | 比率 |
|---|---|
| 生成AIの基礎を理解する | 25~30% |
| AIを使用してプロンプトと会話を管理する | 35~40% |
| AIを使用してビジネスコンテンツを作成・分析する | 25~30% |
次に、なかでも、最も比重が大きいのは「AIを使用してプロンプトと会話を管理する」です。
生成AIの基礎を理解する|25~30%
最初の領域では、Microsoft 365で生成AIを安全かつ適切に利用するための基本を確認します。
具体的には、主な内容は次の通りです。
- Microsoft 365におけるCopilotの機能
- 作業ファイルやWebデータ、利用アプリなどのコンテキスト
- チャットとエージェントの違い
- エージェントを作成するユースケース
- Microsoft 365アプリごとのCopilot体験の違い
- 責任あるAI
- 誤った生成内容への過度な依存
- プロンプトインジェクション
- 引用元確認や人によるレビュー
- 機密データの扱い
- データ保護
なお、生成AIそのものを基礎から確認したい場合は、生成AIとは何かを解説した用語集もあわせて確認すると理解しやすくなります。
AIを使用してプロンプトと会話を管理する|35~40%
なかでも、AB-730で最も比率が高い領域です。
さらに、効果的なプロンプトの作り方だけではなく、その後の会話管理やエージェント活用まで含まれます。
主な範囲は次の通りです。
- 効果的なプロンプトの作成
- プロンプトから参照するリソースの選択
- プロンプトの保存
- プロンプトのスケジュール
- プロンプトの共有
- 過去の会話の検索
- チャットの削除・名称変更
- 会話をNotebookへ追加する方法
- Agent Storeと独自エージェントの使い分け
- テンプレートからのエージェント作成
- エージェントへの知識設定
- 指示や機能、推奨プロンプトの設定
- チームメンバーとのエージェント共有
そのため、試験対策では「よいプロンプトの書き方」だけに集中せず、Copilot上で情報を整理・再利用・共有するところまで理解しておくことが重要です。
AIを使用してビジネスコンテンツを作成・分析する|25~30%
最後に、3つ目は、生成AIを実際の仕事へ使う領域です。
主な内容には次のものがあります。
- プロンプトから新しい文書を作成する
- 既存文書をもとに新しい文書を作成する
- 文書から経営・管理向けの要約を作る
- Microsoft 365アプリ間でデータや分析情報を移動する
- 会議でMicrosoft 365 Copilotを利用する
- Copilot Pagesによる共同作業
- Copilotのメモリと指示の仕組み
また、Wordだけではなく、Excel、Teams、PowerPointなど複数のMicrosoft 365アプリを横断した利用場面をイメージしておくと対策しやすくなります。
AB-730の受験料・試験時間・言語
2026年8月23日にMicrosoft公式ページを確認した時点の情報は次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 45分 |
| 言語 | 英語 |
| 日本向け表示価格 | 12,180 JPY |
| 予約 | Pearson VUE |
| 監督 | あり |
| 再受験 | 初回不合格後は24時間後から再受験可能 |
受験料は国・地域によって変わるため、予約時に改めて確認してください。また、12,180円という表示について、今回確認した資格ページ上では税込・税別を明確に特定できる表記までは確認できませんでした。
ただし、現在のAB-730は英語のみです。Microsoftの学習ガイドでは、希望言語で試験が提供されていない場合、試験時間を30分延長する申請制度が案内されています。利用する場合は、受験前に最新条件と申請方法を公式ページで確認してください。
また、試験には対話型コンポーネントが含まれる可能性もあります。
Microsoft AI Business Professionalの勉強方法
対策では、Microsoft AI Business Professionalは、公式教材→実操作→Practice Assessmentの順番で進めると対策しやすい資格です。
さらに、Microsoftは無料の公式学習パスも用意しています。まず市販教材を探すより、公式範囲を一通り終えることをおすすめします。

1.AB-730の公式学習ガイドで出題範囲を確認する
まず、最初にStudy Guideを開き、3つの試験領域を確認します。
なかでも、特に35~40%を占める「プロンプトと会話の管理」を重点領域として把握しておきましょう。
なお、学習ガイドは試験内容の更新に合わせて変更される可能性があります。受験直前にも最新版を確認することが重要です。
2.Microsoft Learnの公式ラーニングパスを進める
続いて、Microsoftは「Transform business workflows with generative AI」という公式ラーニングパスを提供しています。
学習時間の表示は4時間30分、全6モジュールです。
具体的には、生成AIの基礎、Copilot Chat、文書作成、データ分析、会議・共同作業、ビジネスワークフローを扱います。AB-730の範囲と密接に対応しています。
なお、4時間30分はラーニングパス自体の表示時間です。資格合格までに必要な総勉強時間を意味するものではありません。
3.Microsoft 365 Copilotを実際に操作する
また、AB-730では、実際のビジネスシーンを理解していることが重要です。
たとえば、可能であれば、次のような操作を一度ずつ試しておきましょう。
- 条件を指定したプロンプトを作成する
- ファイルを参照して回答させる
- 会話を整理する
- エージェントの用途を考える
- 文書を下書き・要約する
- Excelのデータを分析する
- Teamsの会議でCopilotをどう使うか確認する
- PagesやNotebooksの役割を確認する
そのため、操作経験があると、用語を単独で覚えるよりも「どの状況でどの機能を選ぶのか」を判断しやすくなります。
4.Practice Assessmentで弱点を見つける
最後に、公式資格ページには無料のPractice Assessmentが用意されています。
その後、一度解いて終わりにするのではなく、間違えた領域をStudy Guideへ戻って確認する使い方が効果的です。
特にプロンプト、エージェント、データ保護、Microsoft 365アプリ間の使い分けで迷った箇所を重点的に復習しましょう。
5.Exam Sandboxで英語の試験画面に慣れる
ただし、知識があっても、英語の試験画面や操作方法に戸惑うと時間を消費します。
そこで、MicrosoftのExam Sandboxでは、本試験に近いインターフェースを事前に確認できます。
そのため、AB-730は45分と長時間の試験ではないため、受験前に画面操作へ慣れておくことも対策の一つです。
Microsoft AI Business Professionalを取得するメリット
このように、Microsoft AI Business Professionalのメリットは、生成AIの一般論だけでなく、Microsoft 365 Copilotを使った実際の業務フローに沿って学習できる点です。
特に次のような人には学習内容を仕事へつなげやすいでしょう。
- Microsoft 365を日常的に利用している
- Copilotを導入したが使い方が定まっていない
- 社内の生成AI活用を進めたい
- プロンプトだけでなくエージェントも学びたい
- エンジニアではないがAIスキルを体系化したい
一方、資格取得だけで転職、年収アップ、昇進などが保証されるものではありません。
また、Microsoft製品をほとんど使わない人にとっては、ベンダーに依存しないAI知識を扱う資格のほうが目的に合う場合があります。
他の生成AI資格との違い
Microsoft AI Business Professionalは、Microsoft 365 Copilotを使うビジネス実務へ重点を置いて選ぶ資格です。
たとえば、AWLで公開済みの資格と選び分けると、次のように整理できます。
| 資格 | 向いている目的 |
|---|---|
| Microsoft AI Business Professional | Microsoft 365 Copilotを仕事で活用したい |
| Google Cloud Generative AI Leader | 生成AIとビジネス変革をGoogle Cloudの文脈で学びたい |
| AWS Certified AI Practitioner | AWSを含むAI・生成AIの基礎を学びたい |
| G検定 | AI・ディープラーニングを幅広く体系的に学びたい |
一方、Google Cloud系を検討している場合は、Google Cloud Generative AI Leaderの解説を確認してください。
また、AWSを利用している場合は、AWS Certified AI Practitionerの解説が比較候補です。
さらに、国内のAI資格と比較したい場合は、G検定の難易度・試験内容の解説も参考になります。
最後に、資格全体から選びたい場合は、生成AI資格ガイドから目的別に比較できます。
Microsoft AI Business Professionalが向いている人・向いていない人
つまり、Microsoft AI Business Professionalが特に向いているのは、Microsoft 365を仕事で利用する非エンジニア層です。
具体的には、向いている人
- 営業、企画、マーケティング、管理部門などのビジネス職
- Microsoft 365 Copilotを使っている人
- 社内DXや生成AI活用を担当している人
- プロンプトやAIエージェントを業務で活用したい人
- コーディングなしで生成AIを体系的に学びたい人
別の資格も検討したい人
- Azure上でAIアプリを開発したいエンジニア
- 機械学習やディープラーニングの理論を深く学びたい人
- Microsoft製品をほとんど利用しない人
- 英語試験を避けたい人
最後に、資格名だけで選ばず、自分が仕事で利用する製品と学習したい内容が合っているかを確認しましょう。
Microsoft AI Business Professionalの申し込み方法
AB-730はMicrosoft Learnの資格ページからPearson VUEを利用して予約します。
まず、大まかな流れは次の通りです。
- Microsoft Learnの資格ページを開く
- Microsoftアカウントでサインインする
- 試験AB-730を選択する
- Pearson VUEの予約画面へ進む
- 受験地域、日時、料金などを確認する
- 予約を完了する
Microsoftは、試験記録を長期的に保持するため、組織の職場・学校アカウントではなく個人のMicrosoftアカウントを使用した登録を推奨しています。
なお、料金や提供言語、試験ポリシーは変更される可能性があるため、決済前に必ず最新表示を確認してください。
Microsoft AI Business Professionalに関するFAQ
Microsoft AI Business Professionalは難しいですか?
難易度については、Microsoft公式ではBeginner、つまり初級に分類されています。コーディングは中心ではありません。
ただし、英語試験であることや、Microsoft 365 Copilotの具体的な操作・利用場面を理解する必要があるため、Copilot未経験者は事前に実操作をしておくほうが安心です。
AB-730は日本語で受験できますか?
2026年8月23日時点の公式ページでは、提供言語は英語のみです。
なお、将来的に追加される可能性があるため、受験予約時に最新情報を確認してください。
プログラミングの勉強は必要ですか?
AI Business Professionalは、AIアプリの構築やコーディングを目的とした資格ではありません。
Microsoft 365 Copilotを使ったプロンプト、エージェント、文書作成、データ分析、会議・共同作業などが中心です。
合格点は何点ですか?
Microsoftの技術試験は700以上のスケールドスコアが合格基準です。
700点を単純に70%正解と読み替えることはできません。
勉強時間はどのくらい必要ですか?
ただし、AB-730に合格するための標準勉強時間はMicrosoftから公開されていません。
公式ラーニングパス自体は4時間30分ですが、それに加えてMicrosoft 365 Copilotの操作、Practice Assessment、復習を行う必要があります。必要時間はMicrosoft 365やCopilotの利用経験によって変わります。
資格に有効期限はありますか?
なお、今回確認したAI Business Professional個別資格ページでは、この資格固有の有効期限を明確に特定できる記載を確認できませんでした。
Microsoftは資格区分によって有効期限のルールが異なります。取得後はMicrosoft Learnの資格プロフィールと最新の資格証明有効期限ポリシーを確認してください。
まとめ
Microsoft Certified: AI Business Professionalは、Microsoft 365 Copilotを使って生成AIを仕事へ活用したいビジネスユーザー向けの認定資格です。
試験AB-730はMicrosoft公式で初級に分類され、プログラミングやAIアプリ開発ではなく、生成AIの基礎、プロンプト・会話・エージェントの管理、文書作成やデータ分析といった実務活用を中心に扱います。
2026年8月23日時点では、試験時間は45分、提供言語は英語、日本向け表示価格は12,180円です。
対策では、まず公式Study Guideで範囲を確認し、4時間30分のMicrosoft Learnラーニングパスを進めます。そのうえでMicrosoft 365 Copilotを実際に操作し、Practice AssessmentとExam Sandboxで仕上げる流れが取り組みやすいでしょう。
Microsoft 365を日常的に使い、「生成AIを知っている」状態から「仕事で適切に使える」状態へ進みたい人に検討しやすい資格です。

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