Microsoft Copilotは商用利用できる?著作権・利用条件を解説

Microsoft Copilotで作った文章や画像を、会社の資料、広告、販売物に使いたいと考える人もいるでしょう。商用利用の可否は一律に判断できません。個人向けの現行補足使用条件には「個人的な使用のためにのみ」との記載があります。組織向けの契約条件、入力素材の権利、生成物の内容を分けて確認してください。

特に、Microsoftが生成物の所有権を主張しないことと、その生成物を安全に公開・販売できることは別の話です。本記事では、個人向けCopilotと組織向けCopilotの規約を分け、仕事で使う前の確認事項を整理します。公式規約と公的資料に基づく解説であり、AWLによる実機検証や個別案件の法律判断ではありません。

この記事の結論

商用利用は、一律に「OK」と判断しない。
利用するアカウントと適用条件を先に確認。

個人向けの条件

現行の補足使用条件には「個人的な使用のためにのみ」との記載があります。仕事への利用を自己判断しないことが大切です。

組織向けの条件

職場・学校・組織アカウントには別の条件が適用されます。契約と管理者のルールを確認しましょう。

生成物の権利

所有権を主張しないという説明だけでは、販売可否や著作権は決まりません。素材の許諾と出力内容も確認します。

Microsoft公式で個人向け使用条件を確認 →

組織向けのデータ保護・適用条件を確認 →

2026年9月28日確認。業務利用や生成物の販売は、利用する製品・機能の最新条件と第三者の権利を分けて確認してください。

目次

Microsoft Copilotは商用利用できる?

個人向けCopilotを、そのまま商用利用できると断定することはできません。現行の補足使用条件は個人的な使用に限定する旨を記載しており、職場・学校・組織アカウントは別の適用条件を確認する必要があります。 Microsoftの規約は、生成物の扱いを利用者自身が判断すること、公開・共有する内容に責任を持つことを求めています。

利用形態ごとに適用条件を確認する

まず、自分がどのサービスを使っているかを確認してください。同じ「Copilot」という名称でも、適用される契約とデータ保護の条件は同一ではありません。

利用形態主に確認する条件商用利用時の着眼点
個人向けMicrosoft Copilot個人向けCopilot使用条件、Microsoftサービス規約入力・生成物の権利、公開時の責任、データの扱い
組織向けMicrosoft Copilot/Copilot Chat契約に適用される製品条項、データ保護補遺など組織の権限設定、機密情報の扱い、著作権に関する保護の適用条件
WordやExcelなどに組み込まれたCopilot対象製品・契約に適用される条件利用しているアカウント、ライセンス、組織の運用規程

組織向けサービスについて、Microsoftは「Microsoft 365 Copilot」から「Microsoft Copilot」、「Microsoft 365 Copilot Chat」から「Microsoft Copilot Chat」への名称変更を案内しています。古い名称が画面や資料に残っていても、名称だけで契約内容を判断しないようにしましょう。

Microsoft Copilotの商用利用で確認する個人向け使用条件と組織向け製品条項・データ保護

Microsoft Copilotの生成物に著作権はある?

Microsoftが所有権を主張しないことは、利用者に著作権が必ず発生することを意味しません。 Microsoftサービス規約は、AIサービスへの入力と出力についてMicrosoftが所有権を主張しない一方、出力にどのような知的財産権があり、用途に利用できるかは利用者が判断する必要があるとしています。

「所有権を主張しない」と「自由に使える」の違い

生成物を公開するときは、少なくとも次の三つを別々に確認します。

  1. サービス規約:その使い方が適用規約に反していないか。
  2. 自分の権利:生成物に著作権が成立するか、第三者に独占的な利用を認められるか。
  3. 他人の権利:既存作品、写真、ロゴ、商標、人物などの権利を侵害しないか。

たとえば、広告に使う画像に既存ブランドのロゴに似た表示が含まれていれば、Microsoftが所有権を主張しないという説明だけでは、その広告の使用可否を判断できません。個人向けCopilotの使用条件も、応答が他者の著作権、商標権、プライバシー権などを侵害しないとは保証していません。

AIで作れば必ず著作物になるわけではない

日本での著作権の検討には、人による創作的な関与や既存作品との関係などが含まれます。文化庁は「AIと著作権に関する考え方について」と関連するガイダンスを公開しています。生成物の権利を契約や販売の条件にする場合は、制作過程も記録したうえで個別に検討してください。

所有権と利用可否は別:サービス規約、自分の権利、他人の権利を公開前に確認

Microsoft Copilotを仕事で使う際の利用条件

入力できる素材か、出力を公開できるか、使うアカウントのデータ保護条件は何かを確認することが基本です。 社内資料の下書きと、顧客へ納品する広告画像では、必要な確認の深さも異なります。

入力する文章・画像・ファイルの権利を確認する

Microsoftサービス規約では、利用者が入力するコンテンツについて必要な権利を持つか、管理していることを求めています。他人の画像、記事、有料資料、顧客から預かった素材を、利用許諾を確かめずに入力しないでください。

個人向けと組織向けのデータ保護を分ける

社内資料であっても、顧客情報や秘密情報を入力できるかは社内規程と契約次第です。個人向けCopilotの使用条件は、Microsoftがサービスの運営・改善のためにコンテンツを使用する場合があることを説明しています。一方、組織向けMicrosoft CopilotとCopilot Chatには、対象となる利用について製品条項とデータ保護補遺に基づくエンタープライズデータ保護が適用され、Microsoftはプロンプト、応答、Microsoft Graphからアクセスしたデータを基盤モデルの学習に使用しないと説明しています。

なお、組織向けでもWeb検索に送られるクエリには別のデータ取扱いが関わります。機密性の高い用途では、利用機能と組織の設定まで確認してください。

公開・販売する前に生成物を確認する

広告文、ブログ記事、動画の台本、販売資料などに使う際は、事実誤認、既存作品との類似、無断のロゴ使用、人物に関する表現を点検します。出典らしい記載があっても、実際の資料を開いて確認する必要があります。

個人向けCopilotの使用条件は、応答が不正確な場合があるとし、公開・共有を選んだ利用者が責任を負う旨を記しています。またMicrosoftサービス規約には、誤認を誘う目的でコンテンツの来歴を示す情報を隠すことなどへの制限があります。

Microsoftの著作権に関する保護を過信しない

Microsoftは、対象となる商用Copilotサービスについて、第三者から著作権侵害を主張された際の「Customer Copyright Commitment」を説明しています。ただし、すべての個人向け・無料の利用に無条件で適用される保証ではありません。対象サービスや契約、製品に組み込まれた安全機能の使用など、適用条件を確認する必要があります。権利のない素材を入力して侵害物を作ろうとする利用も、保護を期待できません。

商用利用前の4つの確認項目:契約・アカウント、入力素材、生成物、公開先

商用利用前に確認したい四つの項目

公開範囲が広いほど、作成前と公開前の両方で確認することが大切です。

確認項目実務上の確認例
利用するサービス・契約個人向けか組織向けか。対象製品とアカウントは何か
入力素材画像・文章・顧客データの入力許可を得ているか
生成物事実、既存作品との類似、ロゴ・人物・商標を確認したか
公開先の条件納品契約、広告審査、販売サイト、社内規程に合うか

外部へ納品する制作物では、「AIを使用したか」「どの素材を入力したか」「人がどこを編集・確認したか」を制作記録に残すと、後から権利関係を確認しやすくなります。これは規約上の一律の義務を示すものではなく、実務上の管理方法です。

Copilot自体の機能や利用形態を先に整理したい場合は、Microsoft Copilotとは?料金・使い方・できることを解説も参照してください。プランの違いはMicrosoft Copilotの料金・プラン比較で扱います。

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※上記は生成AI全般の学習セミナーです。Microsoft公式のCopilot講座や、商用利用の可否を判断する法律相談ではありません。無料セミナーには有料サービスの案内が含まれます。開催日程・内容・参加条件は各申込先でご確認ください。

Microsoft Copilotの商用利用に関するFAQ

無料版で作った文章をブログや広告に使えますか?

無料版だから商用利用できるとは判断できません。個人向けの現行補足使用条件には個人的な使用に限定する旨があるため、ブログの収益化や広告への利用は、適用条件を確認し、不明な点はMicrosoftへ確認してください。あわせて文章の正確性や第三者の権利も点検します。広告では、事実と異なる効果や実績の表現にも注意が必要です。

Copilotが作った画像を販売できますか?

「Microsoftが所有権を主張しない」ことだけで販売可能と断定はできません。使用した画像生成機能の条件、入力素材の許諾、出力に含まれるロゴ・人物・既存作品との類似、販売先の規約を確認してください。権利帰属が販売契約の重要な条件になる場合は、個別の法律判断が必要です。

仕事で使うなら有料プランが必須ですか?

無料・有料という区分だけでは商用利用の可否は判断できません。個人向けの有料プランなら業務利用が認められるとも断定できないため、適用される製品・サービスの条件を確認します。必要な機能、組織のデータ保護、社内規程、著作権に関する保護の適用条件を分けて選んでください。特に会社の情報を扱う場合は、個人向けアカウントでの利用を自己判断せず、組織の管理者に確認します。

Microsoftが著作権侵害をすべて補償してくれますか?

いいえ。Microsoftの著作権に関するコミットメントには対象と条件があります。契約上の適用可否を確かめるとともに、入力素材と公開物の権利確認を続ける必要があります。

まとめ|Microsoft Copilotの商用利用は規約と成果物を確認

Microsoft Copilotは、個人向けと組織向けの利用条件を分けて確認する必要があります。個人向けの現行補足使用条件には個人的な使用に限定する旨があるため、商用利用を一律に認めるものとは判断できません。また、生成物を使えるか、著作権が成立するか、第三者の権利を侵害しないかは、それぞれ別に判断します。

利用前には個人向け・組織向けの区分と適用契約を確認し、入力素材の許諾を確かめましょう。公開・販売前には、生成物の内容と利用先の条件を人が点検することが欠かせません。本記事は2026年9月28日に確認した公式情報に基づく一般的な解説です。個別の権利帰属や紛争への対応は、契約内容と具体的な生成物を踏まえて専門家に相談してください。

公開・納品する前に|MICROSOFT公式

仕事に使う前に、
自分のCopilotの利用条件を確かめる

個人向けと組織向けでは、適用される条件が異なります。
契約・入力素材・生成物・公開先の条件を確認してから活用しましょう。

リンク先はMicrosoft公式サイトです。組織向けのページには、製品条項やデータ保護に関する案内があります。

出典・参考情報

以下の資料を2026年9月28日に確認しました。

この記事を書いた人

田中和馬のアバター 田中和馬 株式会社エヌ・ケーパートナーズ/AIスクールガイド|AWL編集長

株式会社エヌ・ケーパートナーズが運営する「AIスクールガイド|AWL」編集長。10年以上にわたり、SEOメディアの立ち上げ・構築・運用に携わってきました。

2024年頃から生成AIを独学で学び始め、その後、生成AIスクールでも体系的に学習。現在はChatGPT、Gemini、Claudeなどを活用し、ディープリサーチによる情報収集、マーケティング企画、記事構成・文書作成、メール作成、業務自動化などに日常的に取り組んでいます。

また、生成AIをWebサイトの企画・制作、コーディング、デザインにも活用。エンジニアやデザイナーの業務領域を理解しながら、自らディレクションを行い、メディアの設計から制作・運用まで一貫して担当しています。生成AIスクール・講座の調査、比較基準の設計、記事編集・品質管理も担当しています。

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