NoLangで作成した動画は、商用利用できます。公式FAQは商用目的での使用を認めており、利用規約第17条にも、生成コンテンツ・生成スライドの商用利用を含む二次利用が認められています。
ただし、仕事で使う場合は、使用素材のライセンスやクレジット表記、入力する資料の権利、納品先の利用条件まで確認する必要があります。
この記事では、企業のSNS担当者、動画制作を受注する人、商品紹介や研修動画にNoLangを使いたい人に向けて、商用利用と著作権の確認ポイントを解説します。
※2026年10月1日時点の公式公開情報に基づく記事です。AWL編集部による契約・動画生成・商用納品の実測は行っていません。個別案件の法的判断や、特定の素材の利用許諾を保証するものではありません。
NoLangは商用利用できる?仕事で使う際の基本条件
NoLangは商用利用に対応していますが、完成動画と、その動画に使われる素材の条件を合わせて確認することが大切です。
商用利用を検討する場面には、次のようなものがあります。
- 自社の商品・サービスを紹介する動画
- 企業や店舗のSNS投稿
- 収益化を目的とする動画チャンネル
- クライアントから依頼された動画制作
- 有料教材や講座に組み込む解説動画
これらは本記事で整理した利用場面の例です。個別の案件について、NoLangや素材の権利者が承認した事例を示すものではありません。
商用利用で確認するのは「サービス・素材・納品条件」
仕事で使う際は、次の3つを確認すると判断しやすくなります。
| 確認する対象 | 主な確認内容 |
|---|---|
| NoLangの利用条件 | 契約プラン、生成物の利用、公開設定 |
| 使用素材の条件 | 写真、音声、BGM、アバターなどの許可・表示条件 |
| 納品先の条件 | 掲載媒体、広告利用、編集、再配布、独占性 |
たとえば、SNSに掲載できる動画を作成できても、素材を抜き出してクライアントに配布できるとは限りません。また、完成動画の納品と、アカウントを共有してサービスを使わせる行為も区別して考える必要があります。
「どこで、誰が、どのように使うか」まで決めてから、条件を照合しましょう。
商用利用の意味から整理したい場合は、商用利用とは?意味や個人利用との違い・生成AIでの注意点も参考になります。

NoLangの商用利用は無料版でもできる?有料版との違い
確認した公式FAQと商用利用条項には、商用利用を有料プランだけに限定する記載はありません。ただし、プランごとの機能制限は別に確認する必要があります。
商用利用の許可と、透かしを削除できること、十分な本数を制作できることは、それぞれ異なる条件です。
公式料金ページでは、Freeに動画ダウンロード、Standardに透かし削除が掲載されています。無料で試す場合も、納品物に求められる仕様と照らし合わせてください。
無料版で試すときに決めておきたいこと
最初の検証では、次の項目を確認すると、その後の契約判断につながります。
- 完成動画に透かしが入るか
- 希望する長さや形式で作成できるか
- 修正を含めて制作量が足りるか
- クレジット表記を掲載先に表示できるか
- 納品後も必要なデータを保存できるか
特に受託制作では、クライアントが「透かしなし」を求めている場合、商用利用できるという理由だけで無料版を選ぶと、納品仕様と合わなくなる可能性があります。
有料プランでも素材の条件は確認する
有料プランを契約する際も、選択した音声やキャラクターの条件を別途確認する運用が必要です。
制作本数や機能だけで契約を決めず、実際に使う素材を選んだうえで、予定する用途に合うかを確かめましょう。
法人で導入する場合は、次の事項を問い合わせ時に整理しておくと確認が進みます。
| 導入前に伝える事項 | 確認する目的 |
|---|---|
| 利用人数・担当者 | チーム運用の方法を決める |
| 入力する資料の種類 | 機密情報を扱える契約か確認する |
| 社外への納品の有無 | 成果物の提供条件を確認する |
| 独占利用の必要性 | 再利用・公開条件との整合を確認する |
NoLangの著作権は誰に帰属する?生成物と素材の違い
NoLangの規約上の権利帰属と、著作権法上の保護、動画に含まれる素材の権利は、分けて理解する必要があります。
第17条第1項は生成コンテンツ・生成スライドの知的財産権を利用者に帰属させています。一方、第13項はサービス内で提供される素材の権利を別に扱っています。
生成物に必ず著作権が成立するとは限らない
契約で利用者への帰属が定められていても、すべてのAI生成物に著作権が成立するとは限りません。
文化庁の整理では、AIが自律的に生成したものと、人がAIを道具として創作したものを区別し、人の創作的寄与などを踏まえて著作物性を検討します。
制作実務では、台本の執筆、場面構成、素材の選択、編集など、自分が行った作業の記録を残しておくことが役立ちます。
ただし、編集履歴があるという理由だけで、著作権の成立や独占性が保証されるわけではありません。
完成動画の利用と素材単体の配布を区別する
たとえば、動画内で使ったBGMを音声ファイルとして渡したり、アバターを切り出して別の商品に組み込んだりする場合は、完成動画の公開とは異なる利用になります。
納品時は、次のように範囲を明確にしましょう。
- 完成した動画ファイルを納品する
- クライアントが利用できる媒体を決める
- 素材単体の提供は個別に条件を確認する
- 納品後の改変や再配布の範囲を記載する
編集可能なデータまで渡す案件では、第三者素材のライセンスを引き継げるかも確認が必要です。
NoLangの商用利用で必要なクレジット表記
素材によっては、著作者や音声などのクレジット表記が必要です。透かし削除とは別の確認項目として扱いましょう。
公式FAQは、動画視聴ページの「コピーライト」をコピーし、投稿先の概要欄やコメント欄などに記載するよう案内しています。
動画ごとにコピーライトを確認する
以前の動画で確認した表記を、そのまま次の動画に流用しないようにしましょう。素材を変更した場合は、必要な表記も変わる可能性があります。
制作時には、次の情報を動画ごとに保存する方法をおすすめします。
| 保存する情報 | 利用場面 |
|---|---|
| 動画の名称・管理番号 | 納品物との対応確認 |
| コピーライト欄の内容 | 投稿時の表記 |
| 素材の入手先・利用条件 | 改変や再配布の確認 |
| 確認日 | 条件変更への対応 |
| 掲載先 | 表記漏れの防止 |
クライアントに納品するときは、動画ファイルと一緒に「掲載時に必要な表記」を渡すと、公開担当者が変わっても対応しやすくなります。
透かしを消しても著作者表示を省略しない
透かしは、動画上に表示されるサービス名などの表示です。クレジット表記は、使用した素材の権利者やライセンス条件に関する表示です。
この2つを同じものとして扱わず、納品チェックにも別々の項目を設けましょう。
広告のように概要欄を設けにくい用途では、必要な表記をどこに掲載できるか、制作前に確認することが大切です。

NoLangの商用利用で確認したい公開設定と二次利用
顧客案件や未公開資料では、外から見える範囲に加え、運営会社に許諾する利用範囲まで確認してください。
第17条には、コピーライト欄の指定ライセンス、公開設定に関する許諾のほか、運営会社による生成物の利用や個人プランの生成スライドの二次利用についても規定があります。非公開設定だけで、運営会社による利用がすべてなくなるとは判断できません。
CC BY・CC BY-SAを一律に決めつけない
規約には指定ライセンスの例としてCC BYやCC BY-SAが挙げられています。ただし、記事や過去の解説から「すべての動画が同じライセンス」と決めつけず、対象動画・スライドの表示を確認しましょう。
また、ライセンス名だけを見て、第三者素材を含む動画全体の扱いや、改変後の公開条件まで自己判断しないことが大切です。
不明な場合は、動画のコピーライト欄と予定する使い方を示し、運営会社に確認してください。
独占納品を約束する前に契約条件を確認する
クライアントが「他社や運営会社に再利用されないこと」を求める場合は、商用利用できるという説明だけでは条件を満たせません。
受注前に確認したい事項は、次のとおりです。
- 制作物の独占利用が必要か
- 制作実績として公開してよいか
- 運営会社による利用を許容できるか
- 第三者素材の使用を認めてもらえるか
- 納品後にクライアントが再編集するか
独占性が必要な案件では、契約上の確認が済むまで「完全に権利を譲渡できる」と約束しない運用が適切です。
NoLangの商用利用で注意したい入力素材と禁止用途
入力時点で素材の権利を確認し、完成後にも内容を点検することが必要です。
NoLangの第10・11条は、無許諾素材、秘密情報、人物の権利侵害などを扱っています。また、第18条では、第三者の権利を侵害しないことや内容の正確性を保証していません。
他社の記事や写真を使う前に許可範囲を確かめる
インターネットで閲覧できることと、動画制作への利用が許されていることは別です。
入力前には、次のように確認します。
| 素材 | 確認する内容 |
|---|---|
| 他社の記事・資料 | 動画化や編集に利用できるか |
| 商品写真 | 広告・SNS掲載まで許可されているか |
| 人物の写真・録音 | 加工やAI利用について同意があるか |
| キャラクター | キャラクターとイラスト双方の条件 |
| クライアント資料 | 外部サービスへの入力が認められているか |
素材の提供を受けた場合も、「制作に使ってよい」という依頼だけで、AI入力や社外サービスへの送信まで許可されたと解釈しないようにしましょう。
既存作品に似た生成物は公開前に確認する
文化庁は、生成AIによる成果物でも、既存の著作物との類似性と依拠性が認められる場合には、著作権侵害になり得ると整理しています。
確認では、特定のキャラクター、写真、文章表現などを強く再現していないかを見ます。不安が残る部分は、自社素材に置き換えたり、構成から作り直したりする方法があります。
人物の音声や推薦表現を確認する
音声を提供してもらうときは、元の録音を使う許可に加え、加工やAIによる利用、広告への掲載まで合意を取る方法が実務上有効です。
特に、本人が実際には話していない内容を話したように見せる動画や、推薦していない商品を推奨しているように見せる表現は避けましょう。
商品紹介動画では、人物だけでなく、価格・性能・実績などの事実確認も必要です。制作を効率化しても、公開前の確認担当者は決めておくことをおすすめします。
NoLangで商用動画を公開・納品する前の確認手順
AWL編集部は、素材選定から納品までの確認を制作工程に組み込む方法をおすすめします。以下は、編集部が提案する実務上の手順です。
1.利用目的と納品範囲を決める
最初に、掲載媒体、広告配信の有無、利用期間、納品形式を整理します。
「SNS用動画」という依頼でも、通常投稿だけか、広告にも使うのかで必要な確認は変わります。制作後の用途追加を想定する場合は、その扱いも決めてください。
2.入力素材と利用条件を記録する
自社写真、購入素材、クライアント提供資料を区別し、それぞれの許可範囲を記録します。
許可が分からない素材は、確認が済むまで使わず、代替素材を用意すると制作を進めやすくなります。
3.完成動画とコピーライト欄を点検する
映像、ナレーション、字幕を通して確認し、事実誤認、人物表現、既存作品との類似、必要な表記を点検します。
修正によって素材が変わった場合は、最終版のコピーライト欄を取り直してください。
4.公開設定と納品先の表示を確認する
外部からの閲覧範囲を確認し、納品先には必要なクレジット表記と利用条件を伝えます。
納品資料に次の項目をまとめると、公開時の確認に使えます。
- 最終版の動画ファイル名
- 掲載予定の媒体・用途
- 必要なクレジット表記
- 再編集・再配布に関する確認事項
- 公開設定と確認日

DomoAI・Viggle AIとの違い|用途と制作条件で比較
NoLang以外も検討する場合は、作りたい動画の種類で比較しましょう。DomoAIは元動画の画風変更、Viggle AIは人物・キャラクターの動きを生かした制作が比較の軸になります。
※表は横にスクロールできます。
| 比較項目 | DomoAI | Viggle AI |
|---|---|---|
| 運営会社 | DOMOAI PTE. LTD. | WarpEngine Canada Inc. |
| 料金プランの例 |
年払いの月額換算: Basic:$9 Standard:$29 Pro:$99〜 |
Free:$0 年払いの月額換算: Pro:$7.99 Live:$15.99 Max:$63.99 |
| Relax Mode・無制限枠 | Standard・Proなどの対応モデルでRelax Modeを利用可能。Basicは対象外です。全モデル・全機能が対象ではありません。 | 有料プランの「Free videos per day」に無制限の案内があります。ただし、機能・モデル別のクレジット消費もあり、DomoAIのRelax Modeと同一条件とは限りません。 |
| 向いている人 | 元動画をアニメ調などへ変換し、異なる画風を繰り返し試したい人 | ダンスや人物の差し替え、キャラクターの動きを使ったSNS動画を作りたい人 |
| 公式情報 | DomoAIの公式料金表 | Viggle AIの公式料金表 |
※2026年10月1日確認。金額はUSD。年払いの月額換算は月払い料金ではありません。請求総額、税、選択クレジット数、対象モデルは申込画面で確認してください。
商用利用では、料金とは別に権利条件を確認
有料プランや無制限枠があっても、持ち込む動画・人物写真・音楽の許可が不要になるわけではありません。用途に合うツールを選んだうえで、各サービスの規約と素材の利用条件を確認しましょう。
関連記事: DomoAIの口コミ・料金・使い方を見る / Kling AIと動画生成AIの比較を見る
動画生成AIを体系的に学ぶなら生成AIスクールも選択肢
NoLangを仕事で使うには、ツールの操作に加え、企画・台本・素材選び・公開前の確認も必要です。生成AIの活用を体系的に学びたい場合は、スクールも比較してみましょう。
以下の3校はNoLang専門講座ではありません。NoLangへの対応、動画制作の学習範囲、著作権・商用利用に関するカリキュラムを確認してください。個別案件の法的判断を保証するサービスではありません。
※本章にはプロモーションが含まれます。掲載順はおすすめ順位ではありません。
相談時には「自社広告を作りたい」「顧客へ解説動画を納品したい」など、具体的な目的を伝えましょう。受講料、AIツールの別途利用料、契約期間、解約・返金条件も比較してください。
NoLangの商用利用に関するよくある質問
NoLangの動画をYouTubeで収益化できますか?
NoLangは生成動画の商用利用を認めています。ただし、使用素材の条件に加え、YouTube側の収益化要件も確認してください。ツールの商用許可だけで、チャンネルの収益化審査に通るとは判断できません。
商品紹介やSNS広告に使えますか?
商用動画の用途として検討できます。広告用の素材利用許可、必要な表記、商品情報の正確性、掲載媒体のルールを確認したうえで使用しましょう。
クライアントに動画を納品できますか?
商用利用の許可を前提に、納品案件への利用を検討できます。ただし、素材条件、再編集、独占性、運営会社への許諾範囲を確認し、クライアントに約束する権利の範囲を明確にしてください。
コピーライトを書けば、どの素材でも使えますか?
クレジット表記だけで、許可されていない利用が認められるわけではありません。素材ごとの用途制限や、改変・再配布の条件も確認する必要があります。
無料版の動画を有料契約後に使うときは何を確認しますか?
対象動画の表示、素材、コピーライト欄を確認してください。契約を変更したという理由だけで、過去の成果物の条件まで変わったと判断しないことが大切です。
解約後も作成済み動画を使えますか?
規約第25条は、第17条を契約終了後も存続する条項に含めています。ただし、サービスへのアクセス、保存済みファイル、素材の条件は分けて確認しましょう。継続利用を前提とする案件では、解約前に必要なデータと条件を保存し、不明点を問い合わせてください。
まとめ|NoLangの商用利用は素材・表記・契約条件まで確認する
NoLangは、動画を仕事や事業に活用できるサービスです。制作時には、完成動画の利用許可に加え、素材の条件やコピーライト欄を確認しましょう。
AWL編集部の見解としては、商用利用の可否を確認した後に、実際の案件で必要な権利と公開条件を照合することが重要です。
自社SNSでの利用なら、素材・表記・内容確認を制作工程に組み込むことから始められます。顧客資料を扱う案件や独占納品では、運営会社による利用範囲を含めて、契約条件を先に確認してください。
広告・SNS・納品に使う前に
NoLangの利用条件を確認して、
仕事で使える制作手順を整えよう
商用利用の判断では、完成動画だけでなく、入力素材・音声・表示条件・納品先のルールまで確認しましょう。
公開前の確認リスト
- 素材を動画化・公開する許可があるか
- 必要なコピーライトを記載したか
- 事実・数値・読み上げに誤りがないか
- 契約条件が広告掲載・納品条件に合っているか
出典・参考情報
確認日:2026年10月1日
- NoLang「よくある質問」:生成動画の商用利用、コピーライト表記の案内。
- NoLang「利用規約」:第10・11条の禁止行為・入力情報、第17条の権利帰属・利用許諾、第18条の免責、第25条の存続条項。
- NoLang「料金プラン」:無料・有料プランの機能、動画ダウンロード、透かし削除。
- 文化庁「AIと著作権に関する考え方について」:AI生成物の著作物性、生成・利用段階の著作権侵害に関する整理。
